「電気自動車×自動運転」と太陽エネルギーがもたらすユートピア (3/6ページ)

FUTURUS

何よりも、道路をつくるうえでもっと問題になる「土地の取得」が不要なので、実現の可能性は高いかもしれません。


■ 環境問題もエネルギー問題も解決し得る潜在能力

――電気自動車といえば、やはり、現在世界中で懸念されている環境問題を解決する手段としての期待も大きいと思います。各国での自動車と環境問題との現状は、どのようになっていますか?

アメリカでいえば、国内最大の自動車市場といわれるカリフォルニア州で、ZEV(Zero Emission Vehicle)規制が強化されています。ZEVとは「温室効果ガスを一切排出しない電気自動車と燃料電池車」のことで、2018年以降のモデルに関して、各自動車メーカーは同州内で販売される台数の一定比率をZEVにしなければなりません。

EUでも、CO2排出規制がどんどん厳しくなっていて、2021年までのCO2排出量の大幅削減を自動車メーカーに対して課しています。日本国内に関しては、まだ厳しい規制が存在しないというのが現状です。

――グローバルに展開する自動車メーカーとしては、ガソリン車からZEVに切り替えるしかないということですから、ますます電気自動車の必要性は高まりそうですね。電気自動車とエネルギー問題の関係については、どのようにお考えですか?

まず、電気自動車の特長の一つとして、ガソリン車と比べて桁違いにエネルギー消費が少ないことが挙げられます。これは、地球のエネルギー問題を解決し得る非常に大きなポイントです。

さらに、将来的にエネルギーは太陽光発電が主流になるというのが私の考えです。地球の陸地面積の1%に太陽光電池を設置すれば、全世界の約70億人全員が必要とする電力をつくり出せるともいわれます。その電力を蓄えた電池を、電気自動車でも使えばよいのです。

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