「粉ミルク」で育った子は“アレルギー”になりやすいのか? (1/4ページ)
「昨日はたくさん母乳を飲んでくれたのに今日は全然飲んでくれない……」
あなたにはこんな経験がありますか? お母さんが食べる物によって味が変るとも言われる母乳ですが、実際はどうなのでしょうか?
そこで今回は、母乳研究の第一人者である雪印ビーンスタークの中埜さんに、「母乳」に関する様々な疑問について聞いてみました。
■母乳の成分は変化していく!?編集部:人間の赤ちゃんは、生まれて1年ほどで卒乳すると言われていますが、その間母乳の成分って同じなのでしょうか?
中埜:赤ちゃんの成長に合わせて、母乳の成分は変化しています。「初乳(しょにゅう)」を見ていただくとわかるのですが、産後すぐにママの乳房から出てくるこの液体は黄色くどろっとしています。そして産後約1週間を過ぎると徐々に白っぽくなり、母乳(成乳)になります。
色がちがうということは中身がちがうということです。黄色の元となっている成分ですがビタミンAや、トマトやにんじんなどに含まれる色素でおなじみカロテノイドが多いからだと考えられています。また、初乳に含まれる各成分は、濃度がとても濃いのですが、これは生まれたばかりの赤ちゃんが一度にたくさんの母乳を飲めないためです。少ない量でも大丈夫なよう液体量あたりの栄養素が濃いんですね。
初乳と1年くらい経過した母乳を比べてみると、糖質、脂肪が濃くなり、たんぱく質やミネラルが少なくなることが分かっています。その理由として、生後120日(4ヶ月)ほどで、離乳食がはじまることが関係していると考えられます。離乳食からたんぱく質や脂質が摂取できるので、そこで補えるものが減っていく……というわけですね。
■母乳を飲む子は寝つきがいい?編集部:昼と夜では成分に変化はありますか?
中埜:日内変動といって、朝と夜で成分が変わることも分かっています。