いったい何を学ぶの? 2016年度から始まった日大の「危機管理学部」とは (4/5ページ)
そしてそれらを危機管理に融合させていくのは非常に難しいアプローチですが、学びやすいよう、吸収しやすいようなアプローチで学習することができるようなカリキュラムになっています。
■将来のビジョンを明確に持った学生が多い!
――スタートして約半年ですが、1年目の手応えはどうですか?
福田教授 300人定員で募集しましたが、専門性の高い学部なので当初はどれくらいの受験生を確保できるか不安でした。しかし受験生も非常に多く競争率も高かったです。
――1期生である学生たちの反応はどうですか?
福田教授 「危機管理」という専門的な学部を、創設1年目で受験するということで、意識が高いといいますか、「将来のビジョン」がはっきりしている学生が非常に多いのが特徴です。例えば開校式で学生代表としてあいさつをした学生は、「国際機関で難民問題を解決したい」という目標を持って入学していますし、他大学で原子力工学を学んでいた学生が、「原発政策と災害対策を学びたい」ということで、本学に入り直したというケースもあります。
――目的意識をしっかりと持った学生が多いと。
福田教授 他にも警察官や海上保安官を目指している学生などもいます。もちろんそうした専門的な職業だけでなく、例えば一般企業を志望していても、そこで情報セキュリティの仕事に就きたいなど、明確な仕事のイメージを持っています。
――「志」をしっかりと持っている学生が多いのは、教える側としてもうれしいことですね。
福田教授 やはりどんなに勉強ができたとしても、「ハート」と「志」がないと危機管理というのは難しいと考えています。強い気持ちがあれば、大学に入って1から勉強しても十分にやれると思います。ですので、こうした目的意識がはっきりとした学生が多く入ってきてくれたのはうれしい限りです。
――最後に今後の展望を教えてください。
福田教授 まずは今の1期生が幅広い分野で活躍できるよう、しっかりと育てていくというのが第一です。