人間はいつ、どのようにしてペットを家の中で飼うようになったのか? (2/5ページ)

カラパイア

人間の飼育下で何世代も繁殖されないことには、人間の指示に従ったり、フンを投げないといった特性はそう簡単に根付くものではない。

象は飼い慣らせるが家畜ではない

 例えば、象は古代世界で戦争の道具として使われ、現在でも東南アジアにおいて使役動物として利用されている。だが彼らは飼いならされているだけで、家畜ではない。人を乗せて歩いたり、鍬を引いたりする象は、ダイアモンドに言わせれば、「捕獲され、飼いならされた単なる野生の象」なのである。

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 家畜化は身体的な外見にも影響する。選択的な繁殖によって、大きさ・色・形を変えた種がたくさんいる。動物は環境に適応するよう進化するのだから理に適っている――その環境とは人間の膝の上だったりする。一方で、ビション・フリーゼ犬はモンゴルの荒野を走り回ることが苦手だろう。

どうやって家畜化されるのか?

 人間の祖先が特に可愛らしかった狼に、「今日から我々は親友である」と宣言でもしたのだろうか? そうではない。野生で人間と動物が自然の関係を構築するうちに、人間の側が彼ら独特の能力を利用しようと考えたことが家畜化プロセスのきっかけになった。

 フランス国立科学研究センターのジャン=ドニ・ヴィーニュは、この変化について「人間と種の間のとりわけ強力な相互作用で、のちに人間が意図的に強化したもの」と説明する。

 その意味合いは、人間と他の動物の道はしばしば交差しており、野生の多くの種がそうしているように、お互い共生的な暮らしを作り上げるということだ。

 そして、どこかの時点で、人間が身の回りに生き物を置く利点に気がつき、積極的にそうするようになる。こうして家畜化の歯車が回り始める。「家畜化の道は種によって異なるが、一般的な流れは常に同じ」とヴィーニュは話す。

猫と犬の場合

 帰宅すれば、玄関で待ち構えていた犬が暑苦しくも熱心に顔をペロペロと舐めてくることだろう。

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