かつて隕石が衝突したコンパスが制御不能となる場所、UFOが集うとされているメキシコ「サイレンス・ゾーン」 (3/6ページ)

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滑走路までこしらえて、貨物を直接ヒューストンへ移送していたし、鉄道で大量の残骸を運び出していたよ」

サイレンス・ゾーンのはずれ
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多様な生物が生息する場所

 そうした施設は、今はもうない。5階建ての高さの7トンロケット、衝突のクレーター、鉄道、建物が存在していた痕跡はひとつも残っていない。

 しかし、ロケットが落下したおかげで、この地域への関心が急に高まり、数年後にメキシコ政府はマピミ生物圏保護区を作った。この保護区には研究所があって、世界中から多くの科学者がやってくる。彼らの多くは、北米最大の陸上爬虫類で絶滅が心配されるアナホリゴファーガメなど、特異な植物相や動物相に惹きつけられた生物学者たちだった。

 北東へ広がる広大なエリアは、湿気が保たれた分厚い土の層のせいで、砂漠が陥没してできた乾燥盆地の一部だ。何百万年も昔、サイレンス・ゾーンはテチス海の底にあった。その名残は、化石化した海の貝や広大な塩の鉱床に見ることができる。今日でも、労働者によってシャベルや一輪車で塩が採掘されている。難しい地形なので、部外者が単独で冒険するような場所ではない。

 「あの方角には行けない」パラシオスはTetas de Juanaの方角を指さして言った。そこにはふたつの山の頂が砂漠から直接天に向かってそびえている。その後ろにふたつの大きなチャパデロ隕石が落ちたのだ。

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