新型発売記念! 技術者の良心を形にした、スバル・インプレッサの歴史を徹底解説【試乗レポート付き】 (4/5ページ)
2014年5月に「際立とう2020」という富士重工業の中期経営ビジョンにて発表されたこのプラットフォームは、操縦応答性と操縦安定性が飛躍的に高められ、力を適度に分散させるマルチロードパス構造にすることで衝突安全性能やボディのねじり剛性の向上も同時に目指したものになりました。また「動的質感」を向上すべく、骨格部分のスポットとスポットの間、合計7mの長さにわたる範囲に接着剤を使用。これにより、突起部乗り越え時の収まりの良さを実現しています。
エンジンも「レスポンス良く、気持ちよく回ること」「音と加速の一体感」「実用燃費の良さ」の3点を徹底的に追及し、慣性力を軽くすべくピストンやクランクシャフト、クランクプーリーなどの部品を軽量化。結果、慣性力は15%軽減され、レスポンスは大幅に改善。レシオカバレッジ(変速比幅)の広がったリニアトロニックとともに、燃費の更なる向上に寄与しています。
そしてアイサイトはもちろん、国産車初の歩行者用エアバッグを採用。安全面でも、一歩先を行くクルマへと仕上がっているのです。
■「今年一番の話題作」その乗り心地はいかに? photo by 公式サイト
さてこの新型インプレッサ、筆者も実際に試乗をしてみました。まずはデザインですが、コンパクトでありながら全体的にどっしりとしており、スバルが提唱する新デザインコンセプト「ダイナミック×ソリッド」を上手く表現できていると感じました。内装も質感が抜群に上がり、シートの座り心地やスイッチの操作性の高さは特筆すべきものがあります。またAピラーが細くなることで、広い視界を実現。安全性にも寄与している部分です。
実際に走り出してみると「(ボディの)剛性が上がったな」とすぐに感じることができます。段差の収まりがとても良いのです。これはやはり、新設計のSGPが効いているのでしょう。NV(ノイズ、バイブレーション)は先代でも上手く抑えている感じがしましたが、今回のSGPの導入によりH(ハーシュネス)もより抑えることに成功しているといえます。