新型発売記念! 技術者の良心を形にした、スバル・インプレッサの歴史を徹底解説【試乗レポート付き】 (5/5ページ)
タイヤは17インチと18インチが用意されていますが、18インチでも当たりがしなやかで極端に不快な乗り心地になるということはありません。
コーナリングも安定しています。リアがダブルウィッシュボーンとなったことで追従性が向上、またサスペンションの取り付け部の剛性が上がっているのでダイレクトなステアフィールを愉しむことができます。コーナリングの愉しさにおいては、絶対重量が軽いのでWRXにも引けを取りません。またそのナチュラルなコーナー姿勢は、ベンチマークであるフォルクスワーゲン・ゴルフにまた一歩近づいたといってもいいでしょう。ただパワーステアリングの操舵感に関しては、今後の改善課題といえるかもしれません。もう少し初期のタッチが軽い方が、万人向けでいいでしょう。
エンジンとトランスミッションのフィーリングは、とても気持ちよく仕上がっています。スバル独創のCVT、リニアトロニックもステップ制御の導入によってラバーバンドな感じが少なくなり、より洗練された走りを提供してくれます。CVTはちょっと…という方でも、運転が楽しめる仕上がりになっているのが印象的です。
乗ってみて思ったのは「プラットフォームで、こんなにもクルマというものは変わるのか!」ということです。スバルが掲げる「動的質感の向上」というものは、決して数値だけでは現れないものもあります。しかし乗ってみると、スペックにはない、数値だけでは語れない良さが確実にあるのです。クルマ好きを自称する方には、是非一度乗って頂きたいスバル渾身の「技術者の良心が詰まった、今年一番の話題作」といえるでしょう。
■今後のスバルを占う、重要なクルマスバルの基幹車種として、多くのユーザーに受け入れられているインプレッサ。スバルをメジャーなブランドに押し上げた、その功績はとても大きいといえるでしょう。新型も、発売早々好調なセールスを記録しているようです。この新型で採用されたプラットフォームから次期レガシィやフォレスターなどが生まれ、近い将来のクルマの電動化も視野に入れている予定ということから、今後のスバルを占う試金石とも呼ばれているインプレッサ。今後も注目していきたいクルマですね。
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