“いい子症候群”は将来うつ病のリスクも…親が心がけるべき5カ条
親の言うことを良く聞く手のかからない「いい子」は、もしかしたら、親の期待に応えすぎる「いい子症候群」かもしれません。
近年増加傾向にある「いい子症候群」。その特徴や親子の関係性、また将来への影響、親が心がけるべきこと等、具体的に医師に説明していただきました。
いい子症候群とは

親に好かれるため、親の期待に応えるために、いつも親の顔色を見て、親から見たいい子を演じようとしている子供を指します。
いい子症候群の特徴

自分の意思よりも親の意向を気にする傾向があります。
感情を出さない
怒ったり、機嫌を悪くするということが少ないのも特徴です。
反抗期がない
反抗期が目立たないから、必ずしもいい子症候群であるということではありませんが、親に対して自分の気持ちをぶつけることがないということが一つの特徴になりますね。
いい子症候群にさせてしまう要因

家庭環境
感情を表現するのがためらわれる雰囲気があったり、問題が生じても話し合いで解決する習慣がない家庭などがリスクが高いといえます。
親の特徴
親が子育てのために自分が犠牲になっているという感覚が強かったり、周囲との比較を繰り返していたり、子供に必要以上に威圧的になっていたりする。
いい子症候群が大人になったときの影響

人格への影響
自分というものがない、個性のない人間になったり、自信が持てなくなったりします。
日常、社会生活への影響
周囲の評価を必要以上に気にしたり、自主的に動くことができない人間になったりします。
疾患
うつ病になったり、隠れて反社会的な行動を起こすようになるケースもあります。
親が心がけるべき5カ条

1:ほかの子と比べない
比べて、劣っていないか考える癖があったらそれをやめるようにしましょう。
2:ルールにとらわれすぎない
もちろん、一定のルールは必要ですが、それに子供ががんじがらめにならないようにしましょう。
3:しっかりほめる
よくできたことは当然と思わずほめてあげることが大切です。
4:個性を尊重する
子供の個性を尊重すること。つまり、その子が何が「好き」なのかを、色眼鏡をかけずに見てあげることが大切です。
5:理想像にとらわれすぎない
自分で作り上げられた理想像にとらわれすぎないこと。「いい学校」に通う「聞き分けのよい子」など、子供にワクをはめるような考えや言動は極力慎むべきですね。
いい子症候群セルフチェック

□いつも自信がない
□自分がどう思うか、伝えるのが苦手
□昔から、手のかからないいい子といわれてきた
□物事がうまくいかないと、非常に落ち込んでしまう
□集団の中では目立たないタイプ
□人の目を見て話せない
□常に親や教師がどう言うか気になる 最後に医師から一言 「いい子症候群」の子供、皆さんも周囲に思い当たる子供さんが一人くらいはいらっしゃるのではないでしょうか。
子供らしく、元気ではつらつとした生活を送ることができるよう、サポートしてあげたいです。
(監修:Doctors Me 医師)