芸能人はどうやって覚せい剤を入手する?メディアを騒がせた元大物売人に聞いた (3/4ページ)
売人「もしもし〇〇ですが、今日いりまへんか、少しいいネタを多く仕入れたので」
客「そうなんでっか、それだったら持って来てくれまへんか」
売人「構へんけど、少し足代載せますが構いませんか」
客「モノがええなら高速代位なら出しますよ」
この様に覚せい剤に依存して溺れている客は断る事は出来ないのだ。こうした顧客を、ある地域に密集させて、彼は確実に高速代を全員から取り、それも又違法賭博で溶かすのである。彼が共犯として捕まった少女も初めは顧客の1人で覚せい剤を安く譲り渡す事で自分の女となった。
――出会いはやはりネットだったのか?
「ネットですよ、掲示板に覚醒剤の広告を出していたら、向こうから接触があり、会ったら可愛かったからモノにしました」
彼が捕まったのは警察では無くてマトリ、近畿では特殊な呼び方で「近麻」(近畿厚生局麻薬取締部)と呼ばれている。
――マトリ、関西では近麻と言うと思うだけど、内偵されているのは分からなかったのか?
「分からんかったですね、取り調べの時にあー、あいつ、と思う奴は沢山いました」
――例えば?
「茶髪のロン毛で自分が借りていたホテルの前で音楽を聞いていた奴。宅配便の恰好をして、自分の借りていたホテルの前にいつもいた奴。部屋の前でよくすれ違う住民とか」
――どんなホテルだったのか?
「ミナミでは有名な〇〇と言うホテルで、下の階は風俗の待機とか事務所があって、上の階はポン中ばかりです。一般の客も当然いましたが、殆どはそれらの事情を知っている客に占められていましたね」
――同じ階のポン中に注意されなかったのか。狙われてるぞ、とかおかしい奴いるぞとか。
「言われましたよ、何回も。