「ボヘミア王国の財宝庫」チェコの世界遺産の町、クトナー・ホラってどんなとこ? (1/3ページ)

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「ボヘミア王国の財宝庫」チェコの世界遺産の町、クトナー・ホラってどんなとこ?

チェコの首都、プラハ近郊にある「クトナー・ホラ」という町をご存じでしょうか。

日本ではほとんど知られていませんが、実は世界遺産に登録されている町。

今となっては小さな地方都市ですが、中世の時代にはプラハに次ぐほどの繁栄を謳歌しました。

山あいの小さな町であるクトナー・ホラが発展したきっかけは、13世紀後半に銀鉱脈が発見されたこと。産出量が豊富で、一時はヨーロッパにおける銀産出量の3分の1を占めていたほどです。

さらに14世紀には、ボヘミア王ヴァーツラフ2世により王立造幣局が設立され、クトナー・ホラは、王国の通貨製造地としてさらなる発展を遂げ「ボヘミア王国の財宝庫」とまで呼ばれました。

ところが16世紀、銀の枯渇とともに町は衰退。1726年に王立造幣局は閉鎖され、クトナー・ホラはその華やかな歴史に幕を下ろすこととなったのです。

現在ではチェコのいち地方都市に過ぎないクトナー・ホラですが、町に点在する壮麗な建造物が栄光の歴史を今に伝えています。

旧市街の中心をなすパラツキー広場周辺には、可愛らしいパステルカラーの建物や、重厚な石造りの建物など、さまざまなスタイルの建物が並んでいます。

ファサードの精巧なレリーフに目を奪われる「石の家」は、もともとフス戦争より前に建てられたもので、1489年に現在の後期ゴシック様式に改築されました。

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