小池都知事VS森・内田連合、熾烈極まる「激突」 (2/5ページ)

日刊大衆

この苦境につけ込むべく、“ドン”内田氏率いる都議会自民党は、反撃の準備を開始していた。しかし、その矢先。小池知事から先制攻撃が仕掛けられる。「知事はいきなり、30年以上タブーになっていた都議会の聖域に斬り込んだんです」(前出の鈴木氏)

 それが、200億円に及ぶ「政党復活予算」の廃止だ。「これはいわば、都議会議員らが自由裁量で使える金。議員にとっては、補助金などの予算を復活させることで、関連する業界団体に恩を売る道具ですね。癒着構造の象徴であると同時に、議員にとって生命線でもあるわけです」(前同)

 その“兵糧”を奪われたら一大事。「もはや、一刻の猶予もならなかったんでしょう。最大抵抗勢力である都議会自民党が、7日の代表質問で知事に牙を剥いたんです」(前出の都庁担当記者) 自民党は、知事の“揚げ足取り”戦術に打って出た。

「小池知事は就任時、都議会に“(フェアな政治のために)馴れ合いや根回しをなくしましょう”と訴えていました。それを逆手に取り、彼らは通常、事前に通告するはずの質問内容を知らせず、“抜き打ち”で斬りかかったんです。あげく、質問した崎山議員の質問は細かく28問にも及びました。知事は必死にメモを取りながら、しどろもどろに答弁せざるをえなかったというわけです」(前同)

 そして、冒頭のシーン。ヤジが飛び交い、都議会はさながら“乱軍の戦場”となった。だが、自民党の戦術は見事に失敗する。メディアがソッポを向いたのだ。『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、ダウンタウンの松本人志に「へそくりを没収されてヒステリーを起こしているという感じ」と皮肉られ、スピードワゴンの小沢一敬からは「だから“政治家だせえ”と思っちゃう」と呆れられるなど、完全に逆効果。痛手を被った格好だ。

 さらに失策は続く。自民党東京都連の下村博文会長は、7日の代表質問の前日、都知事選で党の方針に反して小池知事を支援した豊島、練馬の区議7人を、最も重い除名処分にした。

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