小池都知事VS森・内田連合、熾烈極まる「激突」 (3/5ページ)
「都議会自民党の攻勢を支援するため、代表質問の前日というタイミングで発表したんでしょうが、これまた、不発に終わりました」(都庁担当記者)
知事はすかさず、主宰する政治塾「希望の塾」の会合を開き、熱気に包まれる4000人の参加者を前に、「かなり多くの方が立候補したいという意欲に燃えて具体的な目標を持っている。後押しをしたい」と述べ、塾の参加者の中から、来夏に予定される都議会選挙の候補者を擁立する考えを明らかにした。
「除名された区議“七人衆”のうち、2名は都議選に出馬すると聞いています。もともと、小池知事は政治塾を地域政党として立ち上げ、既成政党を牽制するカードに使おうとしていました。そのカードを切るタイミングが予定より早まったわけですが、小池知事にとっては、むしろプラス。改めて都民に、新しい政治に臨む姿勢を示すことができるからです」(鈴木氏)
都議会自民党が次の攻め手を考えあぐねる中、小池知事は一気に反撃へ出た。前述の政党復活予算を廃止する方針と併せて、各業界団体からヒアリングを開始。まずは東京都トラック協会や東京都中小企業診断士協会など、庶民生活に近い約60団体を対象に、知事が直接、彼らの意見や要望を聞き始めたのだ。
「小池知事の狙いは、都議会の力を弱らせて、思い通りに都政を運営すること。その意味で言うと、復活予算の廃止はむろんのことですが、業界団体から知事自らがヒアリングすることによって、権力を知事に集中させることができます」(政治評論家の有馬晴海氏)
都議会の生命線を奪うと同時に、それを知事自身の武器として業界団体へ恩を売るというわけだ。そして、一度は決着したかに見えた豊洲新市場問題と五輪施設問題でも、知事は巻き返し策を練っているという。まず、豊洲新市場の移転延期に伴う補償費用について、税金や市場使用料には手をつけず、旧神田市場の土地を売った利益の積立金を充てると発表。「これで自民党の“税金のムダ遣い”批判を封殺しました」(全国紙政治部記者)
さらに、返す刀で森会長への反撃を画策。「五輪のゴルフ会場に目をつけたんです。