小池都知事VS森・内田連合、熾烈極まる「激突」 (4/5ページ)
選手村や都心部からの距離を考えて、若洲ゴルフリンクス(江東区)が有力候補でしたが、名門の霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)になぜか変更になった経緯があり、そこに斬り込むつもりですね」(前出の有馬氏)
お互い一歩も引かぬ構えの小池知事と森氏、そして森氏の後押しを受けた都議会自民党。対立はますます激化しそうだが、それでもまだ序の口だという。「本当の“東京冬の陣”は、来年2月でしょう」(鈴木氏)
どうやら緒戦から、いきなり敵の“本陣”に斬り込む修羅場になりそうなのだ。「“ドン”内田氏のお膝元である千代田区で、来年2月5日投開票の区長選(1月29日告示)が行われます。現職の石川雅己区長は、前回の選挙で内田氏に対抗馬を立てられた恨みがあり、今回も小池知事の支援を受けて立候補すると出馬会見をしました」(前同)
一方の内田氏も、自身の命運をかけて対抗馬を擁立する構えだ。「今のところ、来年夏の都議会選挙の第1次公認候補に、内田氏の名前が入っていないんです。この代理戦争で敗れたら、内田氏は自分で進退を決めるつもりなんでしょうね」(同)
うまくいけば、ドンの“首級”をあげられる戦い。だが、仮に大将首を取られたとしても、そのまま都議会自民党は黙っていない。2月23日に代表質問で論戦の火蓋が切って落とされる2017年第一回定例会(都議会)は、小池知事にとってさらなる正念場になるという。
「小池知事が就任後、初めて予算案(17年度)を提出し、議会に承認を求めることになります。その13兆円規模の予算案を巡り、都議会自民党は徹底した対決姿勢を示すことになるでしょう」(鈴木氏)
何しろ、都議会自民党は定数127人のうち、半数近い60人を擁する最大勢力。「予算案が通らなければ都政運営に支障をきたすだけに、最悪、知事は暫定予算を組んでしのがなければならない窮地に陥ります。それを好機と自民党は知事の不信任案を提出し、さらに揺さぶりにくる可能性もありますよ」(前同)
首尾よく敵の大将を討ち取っても、圧倒的な兵力で“総攻め”をかけられたら、さすがの小池知事も危うい。しかし、そのときこそ、小池知事の政治の師匠・小泉純一郎元首相直伝の“バクチ殺法”が炸裂するという。