秋津壽男“どっち?”の健康学「健康を左右する油の正しいとり方。亜麻仁油はコレステロールを下げる」 (2/2ページ)

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 オメガ3は亜麻仁油、エゴマ油、インカインチオイル(グリーンナッツオイル)などです。オメガ6はサラダ油、コーン油、紅花油、ゴマ油など。オメガ9はオリーブオイル、ナタネ油、アボカドオイルなどです。

 オメガ3とオメガ6は「必須脂肪酸」で体には不可欠な油です。両者の摂取比率は1対2~4が理想ですが、今の日本人はこのバランスを崩しており、調査結果によっては1対50になっているとの報告もあります。これだと体内の免疫バランスを崩してしまい、アレルギーが起こりやすくなります。オメガ3の油の摂取量を増やして、程よいバランスを保つべきなのです。オメガ3の中でも効力抜群なのが亜麻仁油です。体脂肪の燃焼を助けるので太りにくく、成分のαリノレン酸は血中コレステロールと中性脂肪を下げます。体内をきれいに掃除してくれる油と言われています。

 また、飽和脂肪酸であるココナッツオイルに血管をきれいにする効能はありませんが、消化吸収が異常に早くケトン体を作りやすい性質があるため、認知症に効果が期待できるかもしれない、と研究が進んでいます。健常者はブドウ糖で脳が動きますが、認知症の場合、ブドウ糖の代謝が悪く、その代わりにケトン体で代謝するそうで、今後の研究が注目されるところです。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

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