トヨタ、WRC復帰記念! ラリー挑戦の軌跡を振り返る (1/5ページ)
いよいよ2017シーズンより、トヨタがWRC(世界ラリー選手権)に復帰します。実はトヨタのモータースポーツ活動の原点は、ラリーにあることはご存知でしょうか。ここでは2017シーズンの活躍の期待を込めて、過去のトヨタのWRC参戦車両を詳しく見ていくとともに、2017シーズン参戦マシン、ヤリスWRCにも迫ります。
■トヨタ初の海外モータースポーツ挑戦は、クラウンからphoto by トヨタ博物館
1955年、トヨタは長年の夢であった完全国産乗用車「クラウン」を発売開始。その乗り心地の良さから、タクシーなどで広く用いられます。そして1957年、このクラウンをベースに国産車としては初めて「オーストラリア一周 モービルガスラリー」に参戦。17,000kmを19日間で走る、当時最も過酷なラリーといわれていました。参加102台中50台がリタイヤする中、クラウンは47位で完走。ここから、トヨタのラリー挑戦は始まったのです。
■1973年、WRC開幕photo by AUTOCAR
1973年、これまで世界各地で単独に開催されていたラリー選手権を一本化する目的で、WRCが始まりました。トヨタも初年度よりTA22型セリカで参戦。最高出力を135馬力にまでアップし、戦闘力を高めていたのが特徴です。同時にTE20型カローラ・レビンでもトヨタはこの世界選手権に挑み、早くも第11戦プレス・オン・リガードレスではウォルター・ボイスのドライブによりWRC初優勝を記録します。
■突然の活動休止、そしてphoto by webrally
幸先のいいスタートを切ったかに見えるトヨタでしたが、世界を見渡すとオイルショックによる不況が蔓延しており、モータースポーツ活動を継続するのは困難でした。1974年、トヨタはモータースポーツ活動中止を正式に決定、モータースポーツを統括していた第17技術部は解散してしまいます。
一方、WRCが始まる前から精力的にラリー活動を行っていたチームがありました。これがオベ・アンダーソン氏率いる「アンダーソン・モータースポーツ」です。