冬場の“水分補給”怠ってない?喉が乾燥している人は隠れ脱水症状に注意 (1/3ページ)
冬場の乾燥対策として加湿を気にされる方は多いと思いますが、
喉の乾燥や体内水分量まで気にされる方は少ないと思います。
しかし意外と気をつけなければならないのが、冬の脱水症状です。喉が乾燥している人は体内の水分補給不足かもしれません。
今回は、水分補給不足になるとどんな影響があるのか、またその危険性について、医師に詳しく解説して頂きました。
冬に喉が乾燥して渇く原因
冬は大気の動きなどから多くの地域で乾燥しやすい季節です。また、室内で暖房を使うことで、より湿度が低下してしまいます。
更に、夏などのように温度が高く汗をかく状態であれば、こまめに水分補給をしようという意識が働きますが、冬は汗をかく機会が少ないため、水分補給を忘れがちです。
これらの要因が重なり、冬には喉が乾燥し渇きやすくなります。
夏だけじゃなく、冬も水分補給が大切な理由
冬は水分補給を怠りがちですが、水分を適切にとらなければ脱水症状をきたすおそれがあります。
脱水症状になると血液の量や細胞の中の水分量が減少し、体の恒常性が正常に保たれなくなります。これによって現れる症状は血圧低下、全身倦怠感、頭痛、嘔吐などさまざまです。
また血液量の低下で血液の循環が悪くなると、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管系の疾患のリスクが高まります。
こういった疾患は血流量の低下だけが原因ではありませんが、冬場に特に発症数が増えるので、予防という観点でも水分補給が大切です。