現役英文科学生が考える、日本の英語教育の今とこれから【学生記者】 (3/5ページ)

学生の窓口

もし教授の都合で授業が休みになったら、生徒たちは「どうして休むんだ」と文句を言いに行ったりするくらい熱心です。みんなそれくらいの覚悟で勉強しにいっています。

アジアに目を向ければ先ほどのようなシンガポールの人たちがいるし、欧米に目を向ければアメリカやイギリスの人たちがいる……。僕はそういう人たちと戦っていくんだっていう意識があるので、モタモタしてる場合じゃないなって思います。

―なる

具体的に日本の英語教育のここが悪い、と感じたことはありますか。

―横倉

塾でアルバイトしているとき、生徒に「先生の授業楽しい!」と言ってもらえたことがすごくうれしかった。でもアルバイトの帰りに塾長に「お前の授業は全然実用的じゃない、変えろ。」と言われましたし、そのあとテキストをボンッと投げられて「これをやれ」と言われたりもしました。そのテキストを見ると、、「不定詞の用法は~~~」と半分日本語でダラダラ書かれていて、「なんだこれ」と思いました。「このテキストを使うのは上の意見だから仕方がない」といわれたのがとても悔しかったので、そういう考えを変えていきたいと思いました。

―なる

勉強の枠組みが決められている限り、先生が授業や考えを変えたいと思ってもなかなか変えるのは難しいと思うんですけど……。

―横倉

日本の教育は、文部科学省が決めているものに従わなければいけないって言う不自由さがあります。教員一人ひとりの自由度もないです。それに、教員の自由度が上がったからといって、日本の英語教育はよくなるのかといわれたらそうでもない。英検準1級を持っている教員は4分の1しかいないと聞いたことがありますし、英語が喋れない教員も少なくないそうです。そこがやっぱりダメだなって思うところですかね。自由度の高い私立に行こうとなると次は親がうるさいです。私立はクラスで質をそろえるということに重点を置きがちで、英語の例文も統一しなければならないなど、先生の個性が失われているのでそこをなんとかしたいと思います。

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