天才テリー伊藤対談「港カヲル(皆川猿時)」(3)22歳の時はバイトの記憶しかなくて (2/2ページ)

アサ芸プラス

だから僕、公演のなかった22歳の時はバイトしていた記憶しかないんですよ。だから「22歳の別れ」って曲がありますけど、あれにはまったく共感できないです(笑)。

テリー ハハハハ、恋愛や青春がなかったってこと?

 まったくないですよ。

テリー そこから、どうして大人計画に? 今でこそ大人気の劇団ですけど、当時は今ほどメジャーではなかったですよね?

 18歳ぐらいの時に「ゲームの達人」っていう大人計画の芝居を観たんですが、それがすごくおもしろくて、一観客としてずっと観ていたんです。で、自分の劇団が「もう続けていくのは無理だな」という感じになったタイミングで、ちょうど大人計画のオーディションがあったんです。

テリー それに合格したんだ。ここで人生、大きく変わりましたよね。それがなかったら、この年で大舞台で歌を歌ってることもないだろうし(笑)。

 本当ですね、大人計画に入っていなかったら、今頃何をしてたのか。

テリー 主宰の松尾スズキさんは、お会いしたことはないんですけど、どんな方なんですか?

 今は温厚ですけど、昔はすごく怖かったですね。演出も「横にぶっ倒れてみろ」とか「パイプ椅子のすき間に飛び込んでみろ」とかムチャなことばっかりさせられて。

テリー でも、そういうのは得意そうですよね?

 そうなんです。ムチャなことって「やれ」って言われて初めてやるもので、なかなか自分からはできないじゃないですか。だから、すごく楽しかったですね。

テリー へぇ、それは演出する側からすると、すごくいい人材なんですよ。そこを松尾さんは見逃さなかったんだね。

「天才テリー伊藤対談「港カヲル(皆川猿時)」(3)22歳の時はバイトの記憶しかなくて」のページです。デイリーニュースオンラインは、東京乾電池皆川猿時港カヲル週刊アサヒ芸能 2017年 2/16号テリー伊藤エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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