ISと戦うため志願兵となったデンマークの女子大生。自国ではテロリスト認定、ISには100人殺害で賞金首がかけられる。 (3/6ページ)
「彼らは自分の命をすぐ危険に晒すんだけど、アサド軍の兵士はすごく訓練されていて、人殺しのスペシャリストよ」
パラニさんは若いクルド人兵士の訓練係としての自分の役割を誇らしげにまくし立てる。「若い女の子はすごいわよ。戦場から戻ってきても生き生きとしているの。とても勇敢で、そのくらいの歳の頃の私なんて足元にも及ばないわね」
■ 捕虜を救出する危険な任務も
YPGは、ヤズィーディー教徒の家族をISの勢力圏から脱出させるという危険な任務も行なっていた。パラニさんは捕虜の少女が助けを求めて送ってきた手紙についても語ってくれた。
「私は兵士だけど、それでも10歳の女の子が性的な暴行をされて、その怪我がもとで死んで行く様子を読むことは辛いわ」と彼女。
そうした性的拷問を訴える書簡のやり取りは2014年10月初頭から始まった。パラニさんはモスル付近の村を解放した部隊に所属しており、そこで大勢の子供たちがISから性的虐待を受けていることが判明する。少女たちは家に監禁され、強姦されたり、前線で戦う下級兵士の慰み者にされていた。
「少女は全員16歳以下で、中にはすごく若い子もいたわ。彼女たちを連れて行った病院で会った子は、シリア人のクリスチャンで、私の腕の中で死んだの。11歳だっていうのに双子を妊娠してしまったのよ。顔はひどく腫れ上がっていた。あってはならないことよ。医者が私と部下に向かって泣き叫んでいたわ。」彼女は医師に対して仲間の部隊が強姦したわけではないことを説明せねばならなかった。
■ デンマークに里帰りしたらテロリスト扱い。