東証一部上場企業会長に10年前の「ゲス」スキャンダルが発覚! (3/3ページ)
治療を続けたい私は断りましたが、事情を知らない副本部長からは『業務命令に従えないなら解雇もある』と言われ、この社命を受け入れるしかありませんでした」
Y子さんは、異動後にも都内の職場へ戻りたいという会社に訴え続けた。
「異動後は月に一度か二度自費で通院しながら、T社長に『東京に戻してほしい』と願い出ましたが、『ポジションに空きがない』とか、事情を知らない副本部長からは、『通院は個人的理由であるし、地元病院でいいではないか』という理由で拒否されました。それで思い切ってA社の創業者である当時のN会長(現:名誉会長)に直にお会いして相談したのです。N会長にT社長のこれまでの悪行を話すと、『彼に限って…』と絶句しましたが、会長の計らいで何とか東京近郊の支社への異動がかないました。でもそこは半年後に閉鎖されてしまったのです」
手元にあるY子さんの診断書には『適応障害』との診断結果が記されている。T社長はY子さんの人生をめちゃくちゃにした上、通院もできなくなるように東京からの“所払い”という仕打ちをしたのである。
「独身の女子社員を弄び、私は心に大きな傷を受けて、結婚することも子供を授かることもできなくなりました。ひょっとすると、私以外にも同じような目に遭った女子社員がいるかもしれません」
「これまでT社長には自宅宛に内容証明郵便を送ったり、『人事権の乱用』を行使した会社に対しても、償いをしてほしいという思いから、交渉の席を設けてくれるように要求しました。ですが、すべては、なしのつぶてでした。A社は社業に女性を重労働から開放することをうたっており、最近は化粧品の販売にも乗り出しています。私が受けた侮辱の数々を公表することで、T社長の正体をぜひ世間に知ってほしいのです」
Y子さんへの償いはほぼゼロだ。しかし、10年前の事件であることから、すべてに時効の壁が立ちはだかる。
【画像】
asa / PIXTA(ピクスタ)
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