北朝鮮・金正恩「斬首作戦」に米中GOサイン! 動き出した暗殺者(3) (2/2ページ)

週刊実話

もう一つは、正男に消えてもらうことでした」(在日中国消息筋)
 中国政府が正男氏を手厚く保護したのは“金王朝の嫡男”を手元に置くことで、正恩委員長に「トップを正男に代える準備はある」と常にプレッシャーを与え続けることができるからだ。逆に言えば、それは関係修復の妨げになる。

 一方、さもありなんと思わせる動機として、正男資金の強奪だ。彼は正恩委員長からの資金リストを携えての帰国命令を無視した。
 「張成沢の死刑判決文には、『石炭をはじめとする貴重な地下資源をむやみに売り飛ばし、羅先経済貿易地帯の土地を50年期限で中国に売り飛ばすという売国行為もためらわなかった』という中国批判以外に『年間460万ユーロ(約5億5000万円)以上を秘密金庫から引き出した』とあり、このうち2億〜3億円が正男に流れていたと正恩は見積もったのです。また張成沢が、マレーシアやパナマのタックスヘイブンに逃避させた信託資金は2億1900万ドル(約220億円)にも及ぶとも信じられている。それに正日は、正男を後継者にできなかったことを不憫に思い、資産を海外に移したとも伝えられています。外貨不足に悩む北朝鮮にとって220億円は大金です。兄を殺した正恩は、今頃、彼の秘密資金を血眼になって探し回っているはずです」(前出・消息筋)

 カインとアベルは、旧約聖書『創世記』に登場する兄弟のことだ。カインはアベルを殺害するが、親の愛を巡って生じる兄弟間の心の葛藤を指す“カインコンプレックス”は、この神話から名付けられた。正恩委員長の心にも、それが根強く横たわっていたのだろう。

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