北朝鮮・金正恩「斬首作戦」に米中GOサイン! 動き出した暗殺者(3) (1/2ページ)
実は正恩委員長がコンプレックスを抱く人物がもう1人いる。秘密警察である国家安全保衛省の完全監視下に置かれる前出の金平一チェコ大使(62)は、金日成とはウリ二つ。正真正銘の「白頭の血統者」だ。
1月1日、在英脱北者団体が仕掛けた「北朝鮮亡命政府に金平一擁立の声高まる」と書かれたビラが韓国から北朝鮮に向けて飛ばされた。また、米韓日など世界各国の18の団体のネットワークで構成された『人権と民主主義のための国際北朝鮮協会』は、亡命政府の指導者として正男氏を候補として挙げていた。
正男氏自身は過去に「世襲反対」を明言しており、亡命政府首班への推戴を受け入れないことを表明していたが、しかし、加担を疑われて正恩委員長に暗殺された可能性は捨て難い。
「それが証拠に反体制派や脱北者を摘発するはずの保衛省のトップ金元弘が1月下旬に突如解任され、次官級の幹部が多数処刑されています。国外にいる脱北者団体にやすやすと行動を起こされたことに、正恩が怒り狂ったからとみられています」(在日韓国人ジャーナリスト)
それにしても、こうたやすく暗殺されたのには疑問が残る。正男氏には北京在住の本妻の他に2人の妻、子供が計4人いるとされ、いずれも中国当局の身辺警護を受けているとの報道もある。マレーシアには40代前半の中国系シンガポール人の“内縁の妻”が住んでおり、この女性に会った後マカオに向け出国するわずかな隙を狙われたようだ。
「中国当局は正男が東南アジアを移動する際には護衛チームを送り、万全の警護態勢を敷いていました。しかし、今回はなぜか護衛はいませんでした。そこで、中国側は護衛を外すことで、正男の暗殺をほう助した可能性があるのです。現地警察も今回の暗殺でカギを握るのは、マレーシア在住のこの“女”とみて、その行方を追っています」(在マレーシア通信記者)
折しもTHAADの韓国への配備決定で、昨年から中韓関係が悪化したことから、中国共産党内では北朝鮮との関係修復のため、年内にも正恩委員長を訪中させたいという思惑が広がっていた。
「それには二つ障害物を取り除かなければなりません。一つは北朝鮮が核実験をしばらく実施しない確約を取ること。