大豆摂取で乳がん生存率上昇か イソフラボンに新たな可能性《海外研究》 (1/4ページ)
2017年3月6日(月)「ロイター」において、
乳がんと大豆の関連性に関する最新の研究内容が公開されました。
以前から大豆に含まれるイソフラボンには様々な健康効果があるとされていましたが、乳がんとはどのような関係があるのでしょうか。
今回は大豆と乳がんの研究概要から、大豆の健康効果、その他にも期待されている食事などを医師に解説していただきました。
大豆と乳がんの関連性についての研究

大豆を含む食品はイソフラボンという物質を含んでいますが、イソフラボンは女性ホルモンの一つであるエストロゲンと似た作用と、エストロゲンと反対の作用の両方を併せ持っています。
乳がんを患っている女性が大豆食品を食べるべきなのかどうか、というのは結論が定まっていない状態です。特に抗エストロゲン作用のあるホルモン治療をされている方にとっては悩みの種です。
研究内容
そこで、アメリカおよびカナダでは、食事に含まれる大豆イソフラボンの摂取と、全原因での死亡(乳がんが原因での死亡に限らず、全ての死亡原因を合わせたもの)の関連性について、約6000人の乳がんを患っている女性を対象に研究されました。
研究結果
9年半の間経過観察したところ、イソフラボン摂取量が多いグループは、少ないグループに比べ死亡率が21%も低いことが明らかとなりました。
最も死亡率が低かったのは、最も多くのイソフラボンを取っており、ホルモン受容体が陰性の乳がんを患った、もしくはホルモン治療を受けていない女性でした。
研究による今後の展望
研究によってイソフラボンをたくさん取っている方では全原因での死亡率は減少した、ということがわかりました。