古代ヴェネツィアにまつわる不可解な10のミステリー (5/6ページ)

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・3. 幽霊のカジノ


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 カンナレージョ、フォンダメンタ・ガスパロ・コンタリーニ運河の側にはカジノが建っている。16世紀の枢機卿ジョセフ・コンタリーニが所有していたものだ。

 幽霊のカジノ(Casino of the Spirits)は、街をさまよう成仏できない霊魂が集まるとされる地に建てられたことに因んで名付けられた。ある有名な幽霊は、夜になると大勢の人の前に姿を現す。ここで自殺を図った画家ルッツォの霊だと言われている。

 カジノは辺鄙な場所にあり、夜になると海から不気味な音が聞こえてくる。現在は宗教団体の所有となっているが、庭園は一般公開されている。

 薄気味悪い逸話にも事欠かない。その1つはこうだ。夜も更けた頃、耳をすますとどこかの部屋から男の悲鳴が聞こえるという。それが静まった後、聞こえてくるのは運河に面した海の音だけだ。・2. 悪魔の橋


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 トルチェッロ島の運河に渡された石橋の中には悪魔の橋と呼ばれるものがある。

 ヴェネツィアをオーストリアが支配していた時代、ある若い女性がオーストリア兵と恋に落ちた。しかし彼女の家族はそれを認めず、兵士を殺してしまった。

 悲しみに打ちひしがれた彼女は、魔女に助けを求めた。2人はこの橋で待ち合わせをし、兵士を蘇らせた。その見返りとして、女性は7年に一度、クリスマスイブに死んだばかりの赤子を魔女に引き渡すことを約束。こうして、クリスマスイブには死んだ赤子の魂を求めて悪魔が橋までやってくるようになったという。

 1990年代の終わり頃から、クリスマスイブに橋をウロウロする幽霊の目撃談が増えている。
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