古代ヴェネツィアにまつわる不可解な10のミステリー (2/6ページ)
これはフン族の王アッティラの王座と考えられている。5世紀のヴェネツィア侵略でフン族はトルチェッロ島に侵入し、大勢の住人を殺した。そのときアッティラが権力と神への忠誠を誇示するために大聖堂の前に王座を作らせたのだという。
これが本当にアッティラのものであるかどうかは不明だ。多くの研究は、フン族が北部イタリアに到達した事実はないと主張している。だが王座が権力者のものだったことは確かだ。いくつもの古文書にこの王座が描かれており、そこには威厳ある人物が座っている姿もある。・8. 自分の死を見た女性の像
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カステッロ地区には、ヴェネツィア共和国第43代元首ヤコポ・ティエポロが1200年代末に建てた教会がある。ヴェネツィアで最も有名な教会であり、幾人もの著名なヴェネツィア人が眠っている。
この教会には、悲しげな女性の像にまつわる言い伝えがある。それによると、その美しい女性がある日鏡を覗き込むと、死期が迫ったやつれた老女が見えた。そして彼女はそれが自分の運命であることを悟り、ショックのあまり死んでしまったという。
昔から伝わる言い伝えであるが、像の由来は今のところ確認されていない。・7. マルコ・ポーロの妻の幽霊
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ヴェネツィアの商人であったマルコ・ポーロは、中国に滞在中、皇帝の娘と恋に落ち、結婚した。彼は妻を伴いヴェネツィアへ帰るが、彼女がそこの生活に馴染むことはなかった。
マルコ・ポーロが戦闘で捕らえられると、妻は義理の姉妹から彼が死んだと告げられる。彼女は悲しみのあまり、運河に身を投げた。以来、マルコ・ポーロの邸宅には夜な夜な幽霊が現れると噂されるようになった。