石原慎太郎 逆憤会見で「対小池百合子“百条バトル”」への全内幕!(1)肝心の部分は「記憶にない」 (2/2ページ)
しかし肝心な部分は「聞いていなかった」「覚えていない」などとかわした。
これに対して小池知事も黙っていなかった。
莫大な汚染対策費が見込まれるのに、豊洲の土地売買契約を結んだのは知事の裁量権の乱用だとして、都が石原氏に約578億円を請求するよう求める住民訴訟が、2012年5月東京地裁で起こされた。都は石原氏に責任がないとしてきたが、小池氏はもう一度都自身で再点検するとし、これが石原氏に火をつけた。会見でも「住民訴訟をもう一回ひっくり返したことが、みずから会見を開くきっかけにもなった」と吐露している。
現在、多くのメディアが「小池vs石原」の構図をあおっている。が、小池氏サイドはいたって冷静のようだ。知事を支持する都議会会派幹部は言う。
「最初に豊洲移転を延期して、安全性再調査で火をつけたのは小池知事です。でも、ここへきて石原さんが勝手にカッカしてエスカレートしていったという流れです」
都議会に百条委員会が設置され、3月20日に召喚される予定の石原氏。だが、答弁しだいでさらに火だるまになる可能性もある。
相対的に小池知事の存在感は強まり、今夏の都議選では「都民ファーストの会」の勝利にもつながるという流れになりつつある。
鈴木哲夫(ジャーナリスト):58年福岡県生まれ。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経てフリーに。新著「誰もかけなかった東京都政の真実」(イースト・プレス)が絶賛発売中。