【世界の街角】クアラルンプール発祥の地を訪ねて、イギリス統治時代を物語るコロニアル建築さんぽ (1/3ページ)
東南アジア屈指の大都市として、年々発展を続けるクアラルンプール。ペトロナス・ツインタワーなど、近代的な高層ビルの印象が強いかもしれませんが、それはクアラルンプールがもつ多彩な表情のひとつに過ぎません。
クアラルンプールには、ノスタルジックなコロニアル都市としての一面もあるのです。
1786年にイギリスの東インド会社がペナン島を手中に収めたことを皮切りに、マレー半島におけるイギリスの植民地支配が始まりました。以降、太平洋戦争時代の日本軍による占領などを経ながらも、1957年8月31日にマラヤ連邦が独立するまで、イギリスによる支配が続きました。
「クアラルンプール」はマレー語で「泥が合流する場所」という意味。それがどこかというと、クラン川とゴンバック川が合流する地点。

ここがクアラルンプール発祥の地なのです。その周辺には、おもに19世紀後半から20世紀初頭にかけて建てられた歴史的建造物が建ち並び、イギリス統治時代の面影を色濃く残しています。

・マスジッド・ジャメ

まさに「クアラルンプール発祥の地」に建つのが、クアラルンプール最古のイスラム寺院である「マスジッド・ジャメ」。1909年にイギリス人建築家により建設されたもので、インドのムガール建築の影響を受けていることから、マレーシアのモスクとしては異色の姿をしています。