バブルの栄光をもう一度! 時代の流れに負けた名車 オートザムAZ-1 (1/3ページ)

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バブルの栄光をもう一度! 時代の流れに負けた名車 オートザムAZ-1
バブルの栄光をもう一度! 時代の流れに負けた名車 オートザムAZ-1

近年好調な売上を見せる軽自動車。各社から燃費の良いエコ志向な軽自動車が発売される中、2014年にはダイハツから2代目「コペン」、2015年にはホンダから「S660」といった2シーターの軽スポーツカーにも注目が集まっています。

しかし、軽スポーツカーを語る上では外せない「平成ABCトリオ」と呼ばれる3台をご存知でしょうか。今回はその中からイタリアンスーパーカーのような軽自動車、マツダ・オートザムAZ-1をご紹介します。

■マツダ・オートザムAZ-1とは?photo by マツダ株式会社

80年代末期から90年代初頭のバブル経済の波に乗って作られたホンダ「ビート」、スズキ「カプチーノ」と並び、「平成ABCトリオ」の中では最も早くから設計されていたにも関わらず、最も遅く発売された「AZ-1」。発売された時にはバブル経済は崩壊し、ライバルの「ビート」「カプチーノ」よりも高価だったことから販売台数も4400台弱と伸び悩み、1年で生産を打ち切られてしまいました。

世間ではややキワモノとして見られていたこの「AZ-1」ですが、近年の「コペン」や「S660」の発売もあり、軽スポーツカー人気の高まりで「ビート」「カプチーノ」と共に再評価され、台数も少ないことから中古車価格が高騰しています。業者間での価格は最低60万円、状態がいいと150万円超というまさにモンスター軽自動車!人気の高いマツダ・スピードバージョンやM2-1015モデルはさらに高い値段が付いています。また人気車種ではないものの、経年劣化や事故廃車などで現存数が減っているため、その価格は現在でも緩やかに上昇している傾向にあるようです。

■まるでスーパーカー!ガルウィングドアの理由とは

AZ-1を特徴付ける最も大きな点は、やはり国産車唯一のガルウィングドアです。トヨタ「セラ」もドアが上に開く構造ですが、あちらはバーティカルドアと呼ばれるものです。これは格好やインパクトのためではなく、あくまで走行性能向上のために選ばれました。

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