「ほめの達人」に聞いた! 後輩を伸ばす上手なほめ方 (3/4ページ)
松本さん 現在では、離職率が問題になっていますが、やはり人材を育てるためにはどうしたらいいのか、が改めて問われているのでしょう。「ほめる・認める」ことが注目されているのは、企業がこれまでと違った取り組みをされているためだと思います。
このほかにも、ほめ達の研修を行っている中小企業では「3年間離職者がゼロを続けている」「ほめる文化で会社が活性化し売上が2年半で約130%になった」という例も聞いています。
■成果ではなくプロセスをほめましょう!
――社会人以外、例えば大学生のみなさんでも、サークルやゼミなどで後輩の育成に悩んでいるという人が少なくないようです。先生からアドバイスをいただけますか?
松本さん 私は大学生のみなさんの前で講演を行う機会も多いのですが、そのような際には、
若い間は粗削りで、うまく大人の対応をできなかったりしますね。「人間と人間というのは絶望的に違う」という認識を持った方がいいですよ
というアドバイスをします。「相手が自分の期待することをやってくれない」といったことで自分が傷ついたりするのはもったいないですね。相手は相手のペースで動いているだけで、そこに他意はないわけです。「違うからこそいいんだ」と考えるといいでしょう。
――後輩を伸ばすほめ方のコツはありますか?
松本さん ほめて、認めて、アドバイスをすることですね。成果をほめるのではなく「プロセス」をほめるようにしましょう。できてからほめるのでは、なかなかタイミングがなかったりしますから、小さな階段、その1段ずつを上ろうとしている姿をほめてあげるようにするのがいいですね。本当にちょっとでもうまくいったらほめてあげることです。
――ありがとうございました。
後輩を伸ばす上手なほめ方のコツをお聞きしました。「ほめることは価値を見いだすこと」「人をほめることは自分に戻ってくる」という言葉は非常に重要なポイントではないでしょうか。松本さんは「ほめられるところがない人はいないんです。