「僕のほうが仕掛けていた」フェデラーがデル ポトロを倒し4回戦へ [マイアミ・オープン] (2/2ページ)

テニスデイリー

というのもこの日の最初の2試合でかなりの空席が目立ったスタジアム・コートはこの試合の前に満杯となり、ウォームアップのため入場したふたりは大歓声によって迎えられた。

 多くのファンたちはフェデラーのイニシャル“RF”のロゴの入ったシャツや帽子を身に着け、デル ポトロを応援する観客の多くはサッカーのアルゼンチンのユニフォームを着るか国旗を携えるかしていた。

 「本当に素晴らしく、素敵な雰囲気だった」とフェデラー。「いい気候の中、素晴らしい観客に見守られながら素晴らしい対戦相手とプレーするのは非常に楽しいことだった。ほかに何が必要だというんだい?」。

 この対戦に先立つフェデラー対デル ポトロの7戦は、すべて非常に長い熱戦だった。2012年にウィンブルドンで行われたロンドン五輪での3セットマッチは第3セットをフェデラーが19-17でもぎ取った4時間半の熱戦だったし、同じ年の全仏オープン準々決勝でフェデラーが2セットダウンから挽回勝ちした一戦もあった。そして、2009年全米オープン決勝ではデル ポトロが5セットの末に勝ち、彼にとって唯一のグランドスラム・タイトルを獲得したのだった。

 フェデラーは火曜日に行われる4回戦で、第14シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。バウティスタ アグートは第22シードのサム・クエリー(アメリカ)を倒して勝ち上がるのに3セットを必要とした。

 「2日連続でプレーするということには、実際あまり慣れていない」とフェデラー。「体が大丈夫なよう祈っているよ」。

 一方、やはり3回戦をクリアした第10シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)は、第24シードのジル・ミュラー(ルクセンブルク)を6-3 6-4で下した。

 また、第12シードのニック・キリオス(オーストラリア)が第17シードのイボ・カルロビッチ(クロアチア)を、第16シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第18シードのジョン・イズナー(アメリカ)を、ノーシードのアドリアン・マナリノ(フランス)はボルナ・チョリッチ(クロアチア)をそれぞれ下し、4回戦に進んだ。

 キリオスはカルロビッチを6-4 6-7(4) 7-6(2)で、マナリノはチョリッチを6-4 2-6 7-6(3)で倒している。 

 そしてズベレフ対イズナーの試合は2時間半かかり、3セットともタイブレークの戦いとなった。ズベレフは第3セットのタイブレークで1-4の劣勢を巻き返し、6-7(5) 7-6(7) 7-6(5)で勝利をもぎ取った。(C)AP(テニスマガジン)

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