プロのハンドドリップ再現を目指した、無印良品『豆から挽けるコーヒーメーカー』の実力を珈琲好きが検証! (2/6ページ)
その点この『豆から挽けるコーヒーメーカー』は、フラットカッターミルを搭載しているのが特徴。通常のプロペラ式は2千円台から購入できるが、こちらはコーヒーミルの中でも通常安くても3万円をこす高級タイプ。縦に並んだ固定刃と回転刃の2枚のディスクが挟み込んで粉砕する方式で、摩擦熱が起きにくく風味が飛びにくいのが特徴。
■適正湯温87℃をキープする温度管理システムと30秒の蒸らしタイム
熱過ぎる湯温で抽出すると苦味が出やすくなる、低すぎれば味そのものが出ないというコーヒー抽出の特性に合わせた湯温キープシステム。

また昔のコーヒーメーカーだと、湯は一気に最後まで放出されてしまい味を落としてしまったもの。ひと昔前はこの仕組みがコーヒーメーカーのコーヒーを物足りないと評される原因だった。しかし近年の機種では蒸らし機能を搭載するものも多い。珈琲店の店主がハンドドリップで淹れる時に、お湯を満遍なく含ませたら少し待って、そこから再びお湯を注ぎ入れるところを見たことがあるだろう。この『豆から挽けるコーヒーメーカー』もしっかり30秒蒸らしてからの抽出となる。
■蒸らし工程で膨らんだいわゆるコーヒードームの形をなるべく崩さないように斜め角度からドリップ
蒸らしを終えるとコーヒーはふんわりとドーム状に膨らむ。その形を崩さないように粉の量に合わせて湯を斜め噴射させるシステムを取っている『豆から挽けるコーヒーメーカー』。すごいこだわりよう。しかも保温時間も20分まででシャットダウン。ハードボイルドの海外刑事ドラマで悪態をつかれがちなまずいコーヒーの代名詞”煮詰まったコーヒー”を飲まなくて済む。それでは実際に淹れてみよう。