一晩寝かせたカレーに食中毒の危険性 検出されたウェルシュ菌とは? (1/4ページ)
2017年4月11日(火)、3月8日(水)に東京都内の幼稚園で発生した集団
食中毒の原因が、一晩寝かせたカレーに発生した
ウェルシュ菌によるものだということがわかりました。(
参考)
カレーを作って一晩寝かせてからも食べる、といった方もいらっしゃるかと思われますが、いったいウェルシュ菌とはどのような細菌なのでしょうか。
今回はウェルシュ菌の概要、ウェルシュ菌による食中毒を起こしやすい料理、病院での治療内容などを医師に解説していただきました。
ウェルシュ菌とは

ボツリヌス菌と同じクロストリジウム属の細菌で、酸素のない場所で繁殖することができ、熱に強い性質があります。
人や動物の腸に存在するため、健康な状態でも便の中に見られ、肉や魚など食品にも付着しています。
一晩寝かせたカレーはなぜ食中毒の危険がある?

加熱することで他の細菌は死滅しても、熱に強いウェルシュ菌の芽胞は生き残ります。
特に、カレーはとろみがあるため加熱をやめてもゆっくりしか冷めず、鍋の中央では無酸素状態となり、ウェルシュ菌の繁殖に有利な状況になります。