乳がんが骨へ転移している場合はステージ4 気になる症状や治療法とは? (3/5ページ)
骨の反応が活発化(=がん細胞が活発化)しているところに集まりやすい「リン酸化合物」を含んだ薬を静脈から投与し、その後ガンマカメラで撮影します。
薬の中には「テクネチウム」といってカメラで撮影すると黒く映る物質含まれているので、撮影された写真のがん細胞付近は、黒く写るというわけですね。
この検査では腫瘍マーカーでは把握しきれないほどの小さな骨転移でも発見することができますし、全身を調べることも容易なので、骨転移の検査としては最もポピュラーです。
PET-CT
がん細胞は私たちの体と同じくブドウ糖をエネルギー源としているのですが、それを利用してブドウ糖を含む18F-FDGという薬を静脈から注射していきます。
さらに薬にはポジトロン核種という物質が合成されているのですが、この物質は周りの電子と反応するとγ線に変換される特徴があり、これが目印となってがん細胞の場所を突き止めることができるというわけです。
つまり18F-FDGを投与すると、まずはブドウ糖の働きのおかげで薬ががん細胞が存在しているところに集まり、そしてポジトロン核種によってそこが撮影した際に目立つようになるということですね。
簡単かつ安全に全身の骨を検査することができるのですが、小さすぎる腫瘍は発見できないということもあり、精密な検査を行う場合は骨シンチグラフィーの方が優先されることがほとんどでした。
MRI
乳がん以外の検査でもおなじみの装置ですね。強い磁力を出している装置の中に入り、磁気の力を利用して体内を撮影する検査です。
精密な検査を行うことができるのですが、全身を一度に検査できるわけではないので、やや手間がかかるのがデメリットです。
乳がんが骨へ転移した場合の治療法乳がんが骨に転移している場合、抗がん剤治療やホルモン治療などが行われます。また痛みがあったり、骨折の恐れがある場合は放射線治療が行われる場合も視野に入るでしょう。
抗がん剤治療
抗がん剤治療では、腫瘍を縮小させる効果のある「アントラサイクリン系抗がん剤」や「タキサン系抗がん剤」などが処方されます。