乳がんが骨へ転移している場合はステージ4 気になる症状や治療法とは? (4/5ページ)
乳がんが転移していない場合は多剤併用療法といって、だいたい2~3種類のもの1セットとして組み合わせて使っていくことが多いですが、
転移性のがんの治療の場合には1種類の薬を順番に使いながら治療していきます(単剤順次投与)。
ホルモン治療
がん細胞は女性ホルモンであるエストロゲンをエサに増殖していきます。なのでこのエストロゲンを抑制するようなホルモン剤を投与して、がん細胞の増殖を抑えていきます。
エストロゲンは閉経前と閉経後で作られるメカニズムが異なっているため、年を取ると薬が変更になる場合があります。
放射線治療
がん細胞にX線を照射して行われる治療法です。X線を当てられたがん細胞は働きが鈍くなり、増殖を抑制したり死滅させたりすることが可能となります。
細胞周辺のみをピンポイントで治療できるため、体への負担も比較的少ないというメリットもありますね。
ただし一度照射した場所に連続して治療を行うと、副作用のリスクが高まってしまいます。
そのため多くの医療機関では25~30回に分けて治療が行うため、治療が完了するまでにかなりの時間がかかってしまうことがデメリットです。
骨転移に限らずステージ4へと移行している場合、完治させるのは非常に難しいです。
そのため、完治を目指してがん細胞を摘出するような手術などはあまり行われず、むしろ薬などで患者さんの苦しみを取り除くことで、生活の質(Quality of Life)の向上させる方に努めます。 ステージ4の乳がんとは共存していく気持ちが必要最初に説明した通り、骨に転移している場合はすでにステージ4と呼ばれる状態です。ここまで進行してしまうと、完治させるのは非常に難しくなってしまいます。
とはいえ、あまり悲観的になってはいけません。もともと乳がんは他のがんに比べて進行が緩やかなのですが、骨に転移するとさらにゆっくりとしたペースになります。
実際に骨に転移していることが分かってからも10年以上も元気に過ごされている方もいます。