苦戦続く「東京ディズニーリゾート」満を持して繰り出す秘策 (1/2ページ)
東京ディズニーリゾート(TDR=千葉県浦安市)が集客に苦戦している。TDRを凌駕する勢いを見せるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ=大阪市)の動向と対比しつつ、レジャー誌記者が解説する。
「『東京ディズニーランド』と『東京ディズニーシー』を合わせたTDRの2016年度入場者数は、対前年比マイナス0.6%の3000万人でした。2年連続の前年割れで、対するUSJは同5%増の1460万人。こちらは3年連続の増加で、ディズニーシー単体の入場者数よりも上です。もちろん、TDRはこの3年間で19.4%の値上げを実施したので、その影響が大きかったのでしょう。しかし、入場パスポートの金額は、USJが2017年2月から大人1日パスポート7600円で、TDRのそれを上回っています。しかも、こちらは8年連続の値上げ。つまり入場料の上昇だけがTDR入場者数に影響しているとも言い切れないのです」
TDRは開園30周年となった2013年に、入場者数3000万人を突破しており、前年の2750万人から一気に380万人も増加した。2014年はさらに増えて3138万人。その背景には、外国人観光客の来園者が爆発的に増えたことがある。しかし、これにより人気アトラクションなどは1時間半以上の待ちになるなど、大混雑ぶりに不満の声が多く聞かれるようになった。
人気コンテンツのアトラクションを次々投入してきたUSJ
「TDRが想定を上回る増加ペースに対応できなかったことに加え、人手不足を背景にスタッフの確保にも手間が掛かり、対応が後手に回ったことも影響しています。一方のUSJは、2016年3月に設けた新型ジェットコースター『ザ・フライング・ダイナソー』が人気で、2014年導入の『ハリー・ポッター』は訪日外国人も含め国内外で強い集客力を持っています。また、『エヴァンゲリオン』、『名探偵コナン』、『進撃の巨人』、『ドラゴンクエスト』など人気コンテンツが多く、ゴールデンウィーク前の4月21日には、新たに『ミニオン・パーク』もグランドオープンさせました。