保健師になるには? 仕事内容や試験、資格について知ろう (1/4ページ)

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みなさんは「保健師」という仕事をご存じでしょうか。あまり一般的ではないかもしれませんが、医療職に分類される国家資格の一つです。その職能で活躍できる場が広いということで注目の資格でもあります。今回は保健師になるにはどうすればいいのか、仕事内容や試験、資格までをご紹介します。

■「保健師」の仕事とは?

「保健師」の仕事は「健康を保持できるように人を教育・指導すること」です。保健師はその活躍する場によって、

1.行政保健師
2.産業保健師
3.学校保健師
4.病院保健師

に大別されます。1の「行政保健師」は、保健所や保健センターなどに勤務し、各都道府県、市区町村などの「保健行政に携わる保健師」です。2の「産業保健師」は、行政ではなく民間企業の「産業保険スタッフとして働く保健師」です。3の「学校保健師」は、学校など教育施設に務める保健師です。また保健師は病院の検診センターで働くことも多く、これが「病院保健師」です。

それぞれの場、例えば企業なら従業員を、学校なら教職員や生徒を、健康でいられるように教育・指導するのが保健師の仕事というわけです。具体的には、健康診断や予防注射などの実施を行います。ちなみに保健師では行政保健師が最も多く、その比率は全体の約6割だそうです。

■「保健師」は国家資格! しかも「看護師」の資格も必要

保健師の位置づけが法律上はどうなっているかというと、『保健師助産師看護師法』によって規定されています。「この法律は保健師、助産師及び看護師の資質を向上し、もつて医療及び公衆衛生の普及向上を図ることを目的とする」を第一条とする法律ですが、その第二条に、

「『保健師』とは、厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者をいう」

となっています。

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