【医師監修】乳がんになりやすい人の特徴って? 乳がんのセルフチェックの仕方 (1/3ページ)
「セルフチェック(自己検診)でも見つけることができるがん」と言われている乳がん。早期の段階で発見できれば助かる可能性も大幅に上がるので、日々のセルフチェックが大事と言えそうです。そこで今回は、乳がんになりやすい人の特徴や乳がんの初期症状、セルフチェック方法などについて、乳腺外科医の森美樹先生に解説してもらいました。
■乳がんになりやすい人の特徴って?
まずは、乳がんになりやすい人の特徴について、チェックしてみましょう。
◇(1)乳がんにかかった血縁者がいる人
母親や姉妹など、家族や親族に乳がんにかかったことのある人がいる場合は、要注意。同じような体質を受け継いでいるため、乳がんになりやすいことがわかっています。また、乳がんになったことがある人の血縁が近ければ近いほど、リスクはアップ。家系に乳がんの人が多くいる場合は、気をつけましょう。
◇(2)出産経験がない・出産回数が少ない・初産年齢が高い人
出産経験のない人は、出産経験がある人に比べ、乳がんになりやすいと言われています。そのため、出産回数が多いほど乳がんのリスクは下がります。5回以上出産したことがある人は、出産経験のない人に比べて乳がんのリスクは約半分です。また、若いうちに出産をするほど乳がんのリスクは少なくなります。しかし、30歳以上で初めての出産をした人は、出産経験がない人より、乳がんのリスクが高くなることも報告されています。
◇(3)授乳経験がない・授乳期間が短かった人
授乳は子どもにとって大切なものですが、お母さんにとっても乳がんのリスクを下げるメリットがあります。授乳期間が1年長くなるごとに、乳がんの発症リスクは約4%下がると言われています。
◇(4)ホルモン補充療法を受けた人
閉経後に、エストロゲンと黄体ホルモン(プロゲステロン)を併用したホルモン補充療法を受けた人も、乳がんのリスクが高まります。更年期のつらい症状は、ホルモン補充療法で和らげることができますが、一方で乳がんになりやすくなるリスクも考慮しましょう。