大分・謎の「地割れ81カ所」が引き起こす西日本巨大地震!(2)「原子炉を止められない」 (2/2ページ)
もし、直下型地震が起これば、東日本大震災以上の放射能汚染が考えられます」(前出・地元記者)
内陸直下型の熊本地震で震度7を観測した益城町では、上下動の最大加速度(揺れの強さ)が地表面で1399ガルだった。伊方原発の耐震設計の目安となる基準地震動は最大650ガルだが、これは水平動で、上下動は377ガルの想定にとどまる。つまり伊方原発は直下型の激震に耐えられない可能性がきわめて高い。
中央構造線に限らず、宮崎県の東に位置する日向灘も注視すべき「震央」だ。
さる地震学者が言う。
「熊本地震に誘発される形で、日向灘で大地震が起こる確率が高まっています。もともとあそこは20年に1度くらいの周期で大地震が起こっていますが、中央構造線が活性化すると、日向灘も動くと考えられる。もちろん、伊方原発の放射能漏れにも直結します」
日向灘地震が最後に起こったのは96年で、M6.7、震度5弱を観測。この海域は南海トラフの西端部に当たる。
「日向灘と連動する形で発生しうる南海トラフ巨大地震こそ警戒すべきです」(前出・百瀬氏)
水深4000メートル級の南海トラフは非常に活発な地震発生帯で、過去には日本最大級の「宝永大地震」(1707年)を引き起こした。
「南海トラフは海溝型地震ですから、確実にエネルギーがたまっています。仮に中央構造線で起こらなくても、いずれ、南海トラフ地震として一気にエネルギーを放出するでしょう」(前出・島村氏)
それでも伊方原発は稼働を続けるというのか──。