モータースポーツを観てみよう!初心者向けに難しいルールや用語を解説 (5/7ページ)
SUPER GTは1993年に開催された「全日本GT選手権レース」を祖とするレースで、国内外のGTマシンを一堂に集めて速いクルマを決めるものです。主催者と第三者機関による巧みな車両ごとの性能調整(通称「BoP」)からマシンの性能はほぼイコールコンディションが保たれ、基本的にはどのマシンにも勝てるチャンスが均等に与えられているのがこのレース最大の魅力といえるでしょう。近年は、海外の他カテゴリーのドライバーからの注目も高くなってきています。
これで簡単、SUPER GTのクラス分けphoto by 本田技研工業株式会社SUPER GTはマシンのパワー別に、大きく分けて2つのクラスがあります。最高峰となるGT500はこのレースの最高峰クラスで、国内の有力自動車メーカーであるホンダ、トヨタ(レクサス)、日産が参戦しています。いっぽうGT300クラスはおもにプライベーターがベースとなったチームが多く参戦。このGT300クラスには日本独自の規定で製作されたJAF-GT車輛と世界的にGTマシンのスタンダードであるFIA-GT3車輛の参加が認められています。GT500マシンとGT300クラスのマシンの判別方法は、いたって簡単。GT500クラスはヘッドライト、ゼッケン、ハチマキ(フロントガラス上部に貼られる帯状のステッカー)の色が白色で、GT300クラスの場合はこれらが黄色になります。
近年では珍しく「タイヤ戦争」が繰り広げられるレースphoto by ミシュラン近年のフォーミュラやプロトタイプ、ツーリングカーレースでは主催者があらかじめ装着タイヤメーカーを1社に絞り込む「ワンメイク」のレースが主流となっていますが、SUPER GTの場合は「マルチメイク」と呼ばれ、さまざまなタイヤメーカーが参戦しているのも大きな特徴です。ブリヂストン、ミシュラン、ヨコハマ、ダンロップ…同じマシンでもタイヤのメイクス(製造業者)によって特性が大きく変わる場合が多いので、観る側にとってもタイヤを開発する側にとっても奥の深いレースとなっています。