モータースポーツを観てみよう!初心者向けに難しいルールや用語を解説 (6/7ページ)

イキなクルマで

よく聞く「マザーシャシー」って、何?

SUPER GTのレースをテレビで観ていると「このコースは、マザーシャシーが有利ですからね。今日はFIA-GT3勢にひと泡吹かせるかもしれませんよ……」などという解説を耳にするかと思います。このマザーシャシーとはFIA-GT3車輛の増加やJAF-GT車輛の減少から生まれた、日本独自規格の新しいGT300クラス用シャシー(車台)のことです。国内チームのエントラント増や国産部品の活用、チューニング技術などの継承を目的に製作されました。CFRP(炭素繊維)モノコックをメインに構成されており、ボディはチームが自前で製作して架装します。このためマシンはバラエティに富んでおり、トヨタ・86やマークX、ロータス・エヴォーラなどがこのマザーシャシーを用いて参戦しています。

勝負を分ける「ウェイト」と「燃リス」

SUPER GTでもっとも勝負の分かれ目となるのが、このウェイトハンディキャップ制度でしょう。チームは獲得したポイントに応じ、マシンにウェイト(錘)を搭載しなければなりません。このウェイトを積むことによりマシンの重量が増えるばかりか前後左右の重量バランスも変わってしまうため、マシンの性能は大幅に低下します。つまりシリーズを通してある特定のマシンが勝ち続けることが非常に困難になる(=他のマシンが勝つ機会が増える)のと同時に、接戦のレースが観られるというわけです。また、2017年からは燃料の流量を制限する「燃料リストリクター」が復活しました。こちらもマシンのパフォーマンスを制限するという意味では、ウェイトと同じ効果があります。

■確かに言葉やルールは複雑だが、基本はシンプル

ここで挙げた以外にも、さまざまなルールや用語が飛び交う自動車レースの世界。そのすべてを覚えるのは、レース好きな人間にとっても途方もない作業になります。しかもそれらのルールは恒久的なものではなく、時代によって新しいものもいろいろと出てきます。ここが「モータースポーツは難しい」と思う理由かもしれません。しかし、よく考えてみてください。そもそもレースというものは、ゴールに一番早くたどり着いたものが勝ちなのです。

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