【世界初】iPS細胞から血小板を人工的に量産 安全性と課題は? (4/6ページ)
こうしてできたiPS細胞は、皮膚だけでなく様々な臓器の細胞に変化できます。
iPS細胞の問題点
患者の細胞からiPS細胞を作り、さらに必要とする細胞に変化させるためには時間がかかるため、必要なときに必要な細胞を手に入れられないことが問題となっていました。
つまり交通事故で大量出血しており、今血小板が必要なのに、今から数か月かけてiPS細胞からできた血小板ができるのを待っていることはできないということです。
しかし、患者自身の細胞からiPS細胞を作らなくても、何人かの代表者のiPS細胞を作っておけば、患者と免疫状態が似た細胞が見つかるので、拒絶反応が起きない細胞が手に入ると言われています。
あらかじめ何人かの細胞をもとに血小板を作っておけば、そのどれかは患者に合うので、必要なときに必要な人に届けられるということです。
ES細胞との違い

ES細胞も様々な細胞に変化させられる能力を持っているのですが、体の細胞ではなく、受精卵から作っています。
つまり女性の子宮に入れれば赤ちゃんになったかもしれない細胞を壊して作ったということです。
これは人間がやっていいことなのか?という倫理的な問題がありました。
一方、iPS細胞は皮膚などの細胞から作れるため、命を壊して作ったという倫理的問題がありません。