【世界初】iPS細胞から血小板を人工的に量産 安全性と課題は? (1/6ページ)
2017年8月7日、iPS細胞を使った輸血用の血小板の開発をしている京都の大学発ベンチャーが、日本とアメリカで臨床試験を開始するとし、2020年をめどに医療現場で利用できることを目指すと発表しました。(参照)
iPS細胞から血小板を量産する技術を確立したのは世界初になるということです。
今回は、iPS細胞と血小板の最新研究や、iPS細胞の作製方法・安全性・課題・今後の展望などを医師に解説していただきました。
iPS細胞の最新研究
iPS細胞から血小板が量産できる!?

2012年に日本人医師の山中伸弥氏がノーベル賞を受賞したことで有名になったiPS細胞ですが、各医療分野で実際の患者さんへの応用への試みが行われています。
今回は血液の細胞の一つである「血小板」を大量に安定して作製する技術が完成に近づいているという発表がなされました。
従来の血小板の精製法と保存法
現在、血小板は人工的に作り出すことができず、全て献血された血液から精製されています。血小板は凍らせて保存することができず、採血してから4日間しか使用できず、余りは破棄されています。