ハリボテ内閣は前途多難!? 安倍政権「7つの爆弾」 (3/5ページ)
麻生氏の要求に応えられなくなった首相は、代わりに、麻生派の河野太郎前行政改革相を外相に大抜擢したうえ、鈴木俊一元環境相も五輪担当相として入閣させました」(同)
安倍首相は今や、麻生氏の意向に逆らえない状況というが、それに追い打ちをかけそうなのが額賀派だという。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。「額賀派は55人を擁する勢力。ただし、派内にはまだ総裁候補に担げるだけの人材がおらず、総裁選になれば、他派閥の候補の応援に回ることになります」
来年9月の総裁選で、額賀派にポスト安倍を目指す派閥と連携されたうえ、麻生派にまでソッポを向かれると、安倍首相の3選は困難となる。実際に、「安倍政権下で冷遇され続けている額賀派では、非公開の会合では、安倍首相への批判が吹き荒れています。“安倍政権の経済政策で財政再建は不可能”“安倍3選は絶対に阻止する”という声が飛び出しているんです」(党関係者)
こうした事情は、安倍首相も理解しているという。「そのために、茂木敏充氏を経済再生相に、竹下亘氏を党総務会長に起用し、額賀派に対して一定の誠意を見せています。ただ同時に、茂木、竹下両氏は、派閥の次の領袖の座をめぐりライバル関係にありますから、2人を競わせて額賀派を分断してしまおうという思惑もあるはずです」(前同)
第3の爆弾は、自民党幹事長に留任した二階俊博氏。もともと首相の“トモダチ”ではないが、「安倍首相が狙う3選のためのレールを敷いてくれたのが二階氏。以来、首相とは微妙な関係が続いている」(前出の鈴木氏)という。
ところが、ここにきて二階氏は周囲に「俺の話に首相は聞く耳を持たない。もう、面倒臭くなってきた」などと愚痴をこぼし始めたとか。
前述した都議選当日の四者会談に呼ばれなかったことにも、「都議選でドブ板をやらせた俺を外し、安倍は何を考えているんだ!」と、不満タラタラの様子だという。「二階さんは、“場合によっては菅を担ぐ”と側近に漏らしています。二階、菅の両名は、気心の知れたところもあり、44人を擁する二階派が額賀派あたりと組むと厄介です」(官邸筋)
加えて、サプライズ人事で総務相兼女性活躍相に就任した野田聖子元総務会長も、第4の爆弾と目される。