呼吸の異常を見逃さない“死戦期呼吸”の見分け方【医師解説】 (2/5ページ)
死戦期呼吸の特徴
下あごをしゃくりあげるように動かしたり、小鼻がふくらんだり閉じたりします。
その様子は「釣り上げられた魚がぱくぱくと口を動かしてあえいでいるようだ」などと言われます。
死戦期呼吸と通常の呼吸の見分け方

実際の心肺蘇生の場面では、救助者は倒れている人の横に膝をつき、口・鼻の上に救助者の耳を近づけて呼吸を感じ、視線は胸を見て呼吸に合わせて胸が上下するかを観察します。
同時に指先を首や手首に当て、脈を感じます。こうして救助者が五感を活用し、「見て・聞いて・感じて」呼吸と心臓の状態を判断することから蘇生が始まります。
死戦期呼吸は実際に吸ったり吐いたりしている空気の量はわずかなので、以下に注意して通常の呼吸と見分けましょう。
胸の上下運動
死戦期呼吸は、口・鼻からの空気の出入りはわずかなため、胸が上下する運動をしません。