呼吸の異常を見逃さない“死戦期呼吸”の見分け方【医師解説】 (4/5ページ)
しかし、人工呼吸を行うことで心臓マッサージ(胸骨圧迫)がいったん中断してしまうよりは、心臓マッサージ(胸骨圧迫)だけを続けた方が良いとされています。
胸も動き、強制的に肺への空気の出し入れも行われるため、特に救助者が1人しかいない場合は、心臓マッサージに専念しましょう。
見知らぬ人が倒れている場合、口と口をつけて人工呼吸をするのはかなり抵抗がありますし、嘔吐物や出血があれば人工呼吸を行うことはためらわれることもあります。
AEDの使用も状況に合わせて判断する

AED(自動体外式除細動器)は、心臓がうまく血液を送り出せなくなるような不整脈が起こっている場合、電気ショックをかけて不整脈を元に戻そうとする機械です。
したがって不整脈以外の原因で心臓が止まっている場合は無意味ですが、電気ショックをかけるべき状態かどうかはAEDが自動判定しますので、AEDが手に入るならとりあえず装着してみるという姿勢が重要です。
しかし、AEDを探し回って時間を浪費したり、服を脱がせるのに手間取ったりするぐらいなら、救急車が到着するまで心臓マッサージ(胸骨圧迫)を続けるほうが有効です。