20年以上失踪していた父親はホームレスになっていた。父親と偶然再会した娘は一緒に暮らすことを夢見て(アメリカ) (5/5ページ)

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 カリフォルニアを拠点をするファミリーセラピストの、ポール・ホーケマイヤー博士は、こうした再会の仕方をした親と子の感情は双方とも複雑だが、たいていは希望と喜びに胸膨らませて新たな生活を始動するという。

 「人間は、楽観的なバイアスと呼ばれるものを持っています。これは人生に前向きで好ましいものを見つけるのに役立つすばらしい特質です。それはいつもではないとはいえ、真実であることが多い」ホーケマイヤーは語る。

 「以前、ホームレスだった親と再び一緒に暮らす喜びを味わう中で、確かに深い失望や気持ちの落ち込み、さらなる悲しみの感覚が伴うこともありです」

 親と子の関係に失望が伴う場合、「この失望は、親が中毒や精神的な問題などで悪影響を受けている場合、より大きくなる。こうした障害が原因で失われる時間は、決して完全に埋め合わせされることはない」という。

 だからトラブルを抱えていた親をもつ子どもたちは、再会の喜びをかみしめる一方で、「彼らが描いていた夢への失望や痛みをなんとか克服しなくてはならないのです」

 それでも今、ショシャンナは喜びや安堵しか感じていないと話す。「怒りや恨みはありません。これ以上幸せなことはないから」


via:viralnova/ translated by konohazuku / edited by parumo
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