ドイツの黒い森の奥に潜む、知られざる美しい木組みの街「シルタッハ」とは? (2/2ページ)
マルクト広場の中心に立ちインフォメーションも兼ねているのが、1593年に建てられたこの石造りの市庁舎。1906年から1907年にかけて行われた改装の際には、ルネサンス様式のこの建物にネオゴシック様式の破風が取り付けられました。
壁に描かれている美しい絵画は1942年に描かれたものです。
マルクト広場から伸びる坂道を登っていった先からは、シルタッハの町を上から見下ろすことが出来ます。遠くには草原が広がり、よくみると草をはむ牛たちの姿も見えます。
そこから旧市街に戻ったら、今度は細い路地にも入ってみましょう。木組みの家が入り組んだ通りはとても静かで、ここだけ時間が止まったかのようです。
町自体がまだあまり有名ではなく観光客もかなり少ないので、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと町歩きが楽しめます。
ドイツに5年以上住んでいる筆者でさえ、こんなに美しい町があったのかと、驚きを隠せずにはいられません。
美しい街並みを誇る小さな町シルタッハ。今日も黒い森の奥で、旅人が訪れるのをひっそりと待っています。
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