太陽系最大の惑星、木星に関する7つの驚異的事実 (2/6ページ)

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・2. ガス惑星だが、突っ切ることはできない


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 ガスの塊であるが、雲のようにその中を突っ切って進むことはできない。荒々しい嵐、アンモニアの大気、気圧のいずれもがそれを阻む。

 木星中心部は神秘のベールに包まれているため、その圧力について正確なことは分からない。地球の海水面における圧力は約1バールで快適だが、マリアナ海溝の底ならおよそ1100バールとかなりしんどく、そこに行くにはディープシーチャレンジャーのような、きちんと設計された潜水艦が必要になる。

 が、木星の場合は手に負えるレベルではなく、約44,800,000バールである。ディープシーチャレンジャーだって潰されてしまうことだろう……断言はできないが。

  それほどの圧力と熱に到達すると、物質の性質そのものがどうなるか分からないのだ。(実際、本当にその中心が液体金属水素で構成されているとしたら、あれっと思うだろう。液体金属の水素だって?)・3. 壮麗なオーロラ。木星が宇宙を巻き取ろうとしているサイン


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 モーク氏が木星について特に感嘆することは、それが太陽系から他の宇宙へいたる足がかりのようなものであることだそうだ。太陽系内での現象がずっと遠くにある天体にどの程度当てはまるものなのか理解するには、木星に向かうべきなのだという。

 例えば、木星は育星場やかに星雲(強力な磁場が作用する)といった領域の謎を解き明かすヒントを与えてくれる。

 木星には壮麗なオーロラが現れる。地球のそれは太陽風が磁場に吹き付けられることで発生するが、木星の場合は自転によるものだ。
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