太陽系最大の惑星、木星に関する7つの驚異的事実 (3/6ページ)

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 太陽系の中で最も鮮烈なオーロラであるそれは、木星が宇宙の環境を巻き取ろうとしているサインである。木星は自転と同じ速度で周囲の宇宙環境も回転させようとしているのだ。

 天体は磁場を利用して角運動量を減らす。その一例が、恒星の素となる分子雲が高速で回転し崩壊しないはずなのに、太陽が形成されたという事実である。

 磁場は中央の天体に起因して角運動量が減るメカニズムの1つだと考えられている。木星のオーロラはその現象の証拠であり、ゆえに専門家にとっては重要なのだ。・4. 大赤斑はカテゴリー12の台風


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 大赤斑は数世紀にも渡り吹き荒れ続ける巨大な台風だ。大きさは変化するが、最大になれば地球、金星、火星がすっぽりと収まる。無理やり詰めれば、水星も入るだろう。最小になると地球”しか”入らない。

 風速は時速640キロで、サファ・シンプソン・ハリケーン・ウィンド・スケールの既存のカテゴリーでは区分できない。拡張して当てはめるならカテゴリー12に相当する。

 竜巻の藤田スケールを用いても、規格外のF7となる。ちなみに観測史上最強の竜巻はF5だ。これまで観測されたどんな竜巻よりも強力で、かつ太陽系内の惑星数個分の大きさの嵐が吹き荒んでいるということだ。

 最近の調査では、大赤斑は1,326度あり、木星の大気上部を熱していることが判明した。その化学的構造や具体的な性質は不明であるが、7月11日に大赤斑上空を通過したジュノーによって明らかにされるかもしれない。
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