太陽系最大の惑星、木星に関する7つの驚異的事実 (4/6ページ)

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・5. 一体どのようにして形成されたのか?


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 ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を完成させた1609年以降、熱心に研究されてきた木星であるが、今もなお大きな神秘であり続けている。

 最大の疑問はその形成についてだ。これに答えることができれば、太陽系初期の様子を知ることが可能になり、他の世界の形成の秘密も明かされることだろう。太陽系最大の惑星であり、かつおそらくは最古の惑星である木星のストーリーは、太陽系のストーリーそのものなのである。

 鍵となる問いが、木星に核があるのかどうかというものだ。最も有力な見解によれば、木星中心部の圧力によって水素が液体金属の状態で圧縮されている。

 

 ジュノーの主要な任務の1つは、木星の中心に岩石状の核が存在するのかどうか探ることだ。従来の説では、そこには地球の10倍の質量を持つ岩石の核があり、その周囲にガスなどが集まっているとされてきた。しかし最近では核などなく、太陽が形成された直後にガスと塵の粒子が一気に圧縮されて形成されたという説も提唱されている。

 ジュノーからのデータによれば、もしかしたらどちらも正しくない。木星の核は、はっきりとした境界がない”曖昧”なものなようだ。また従来の推測より、ずっと大きいのかもしれない。ジュノーから送信されてきたデータは、これまで信じられてきた木星内部の様子がさまざまな点で間違っていることを示している。・6. 観測は続く


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 人類による木星探査の挑戦は、ジュノーが初めてでもないし、またこれで最後になるわけでもない。それでも、ジュノーは木星の4,800キロの上空を時速20万キロで通過した。
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